ワールドカップ 静岡県勢メンバー 1998年フランス大会

ワールドカップ

ワールドカップの各大会ごとの静岡県勢選手の選出状況と活躍の記録です。

日本が初めてワールドカップ本大会に出場した1998年フランス大会です。

まずは基本スタメンとベンチメンバーです。

1998年アメリカ大会予選 基本スタメン※()内は出身・当時の所属チーム

GK

川口能活(静岡県・横浜マリノス)

DF

中西永輔(三重県・ジェフ市原)

井原正己(滋賀県・横浜マリノス)

秋田 豊(愛知県・鹿島アントラーズ)

MF

名良橋晃(千葉県・鹿島アントラーズ)

山口素弘(群馬県・横浜フリューゲルス)

名波 浩(静岡県・ジュビロ磐田)

相馬直樹(静岡県・鹿島アントラーズ)

中田英寿(山梨県・ベルマーレ平塚)

FW

中山雅史 (静岡県・ヤマハ発動機)

城 彰二 (北海道・横浜マリノス)

ベンチメンバー

GK

楢崎正剛(奈良県・横浜フリューゲルス)

小島伸幸(群馬県・ベルマーレ平塚)

DF

小村徳男(島根県・横浜マリノス)

斉藤俊秀(静岡県・清水エスパルス)

服部年宏(静岡県・ジュビロ磐田)

MF

伊東輝悦(静岡県・清水エスパルス)

小野伸二(静岡県・浦和レッズ)

森島寛晃(広島県・セレッソ大阪 ※東海第一高出)

平野 孝(静岡県・名古屋グランパス)

FW

呂比須ワグナー(ブラジル・ベルマーレ平塚)

岡野雅行(神奈川県・浦和レッズ)

静岡県勢選手の活躍

GKは川口能活(静岡県富士市出身・横浜マリノス)結果的に全試合敗戦にはなってしまいましたが、優勝候補のアルゼンチンや3位になったクロアチアに対して最少失点でとどまったのは、川口のスーパーセーブの連発があったからこそ。大舞台になればなるほど発揮する勝負強さは、初のワールドカップでも存分に発揮されました。今大会の日本のMVPと言っていい活躍だったと思います。

MF、というより実質的な5バックの左ウィングバックには相馬直樹(静岡県静岡市(旧清水市)出身・鹿島アントラーズ)。両足を遜色なく扱うことができ、的確なつなぎとタイミングの良いオーバーラップが特徴のクレバーな選手でした。初戦のアルゼンチン戦では失点に繋がる手痛い横パスをしてしまいましたが、次のクロアチア戦では中田や名波と絡んでサイド攻撃の基点になりました。

ボランチには名波浩(静岡県藤枝市出身・ジュビロ磐田)。左足1本でゲームをオーガナイズできる典型的なプレーメーカーで、技術的には対戦国のプレーヤーと比べても全く遜色ありませんでした。フィジカル的に劣勢となるシーンもありましたが、質の高い動きと左足アウトサイドでのスルーパスなどで見せ場を作りました。

2トップの一角には中山雅史(静岡県藤枝市(旧岡部町)出身・ジュビロ磐田)。当初は呂比須の控えと目されていたところ、本番ではレギュラーを勝ち取りました。技術的にはお世辞にもうまいとは言えませんでしたが(笑)、常に得点を狙い続け、全力でプレーし続ける姿勢は、チームに勇気を与え、結果として記念すべきワールドカップ日本人初得点を叩き出すことに繋がりました。

ベンチメンバーについて、平野孝(静岡県静岡市(旧清水市)出身・名古屋グランパスエイト)は高い身体能力を活かした縦への突破と強烈な左足という際立った特徴のある選手で、アルゼンチン戦とジャマイカ戦に途中出場しました。静岡県出身ではないですが東海第一高出の森島寛晃(広島県出身・東海第一高・セレッソ大阪)は、高いテクニックと得点嗅覚が持ち味で、クロアチア戦に途中出場しました。そして小野伸二(静岡県沼津市出身・浦和レッズ)。高校時代から「日本史上最高の天才」と言われ、高卒1年目の若干18歳で本大会メンバーに選出。ジャマイカ戦に途中交代で出場し、いきなり股抜きからのシュートを狙うなど、超絶テクニックの片りんを見せつけました。服部年宏(静岡県静岡市(旧清水市)出身・東海第一高・ジュビロ磐田)斉藤俊秀(静岡県静岡市(旧清水市)出身・清水東高・清水エスパルス)伊東輝悦(静岡県静岡市(旧清水市)出身・東海第一高・清水エスパルス)は出場がありませんでした。

まとめ

1998年 ワールドカップ(全3試合)の静岡県勢の出場記録

GK

川口能活(全3試合スタメン・フル出場)

DF

相馬直樹(全3試合スタメン)

斉藤俊秀(出場なし)

服部年宏(出場なし)

MF

名波浩 (全3試合スタメン)

伊東輝悦(出場なし)

小野伸二(1試合出場)

森島寛晃(1試合出場)

平野 孝(2試合出場)

FW

中山雅史(全3試合スタメン・1得点)

全体では、メンバー23名中9名が静岡県勢、スタメンでは11名中4名が静岡県勢と、1994年大会予選時と比べ若干減ってはいるものの、かなりの割合を占めています。このメンバーにカズがいれば・・・という思いは消えることはありません。。

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