11月16日、第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会の決勝戦が、エコパスタジアムで行われました。
第103回(2024年度)全国高校サッカー選手権 静岡県大会 決勝 結果
静岡学園 2―0 浜松開誠館
得点:(静)乾、天野
2024年の選手権静岡県大会の決勝は、日本最高峰のプレミアリーグWESTに所属する絶対王者・静岡学園と、プリンスリーグ東海に所属し、尻上がりに調子を上げてきた浜松開誠館という、決勝にふさわしい対戦となりました。
試合は序盤、浜松開誠館が勢いを持って押し込む良い入りを見せましたが、静岡学園も慌てることなく対応します。徐々にテクニックに勝る静岡学園がボールを保持してペースを握ると、この日は右サイドバックの望月就王の調子が良く、大学受験で欠場の加藤に代わってスタメンに入ったMF・神吉とのコンビでチャンスを作ります。試合が動いたのは前半21分、左MFの原星也が中央のFW・乾に楔のパスを入れると、開誠館DFのクリアが上に浮いたところを、乾がうまく相手DFに体を当ててシュートスペースを作ると滑り込みながらシュート。静岡学園が乾の抜け目ないプレーから先制します。前半35分にはスルーパスから左サイドのポケットを取ったMF・天野太陽がロビング気味のクロスを上げると、右サイドバックの望月が強烈なボレーシュート。これは開誠館のGK・戸塚陸が弾きますが、こぼれ球をダイレクトでMF・篠塚がシュート。これはバーに阻まれ、篠塚の4戦連続ゴールとはなりません。前半は1−0のまま終了しました。
後半も静岡学園が押し気味に進め、細かい繋ぎから相手を崩しますが、浜松開誠館も粘り強い守備でゴールを許しません。同点に追いつきたい開誠館は選手交代などで攻勢を強めますが、静岡学園の素早いプレッシングで相手に自由を与えず、決定機を作らせません。そして1−0のまま迎えた後半ロスタイム、浜松開誠館DFの横パスをカットした静学のMF・天野がハーフェーライン付近からロングループシュート。開誠館のGK・戸塚が懸命に手を伸ばして触りますが、ボールはゴールに吸い込まれ決定的な追加点。このまま2−0で勝利した静岡学園が、2連覇と県内3冠を達成しました。
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