今日から開幕した女子ワールドカップ。今大会はオーストラリアとニュージーランドの共催となります。
開幕戦は、ホスト国ニュージーランド対ノルウェー。
ニュージーランドはFIFAランク26位で、5大会連続6大会目の出場とワールドカップ常連国ながら、これまでグループステージ突破はおろか、勝利をあげたことすらありません。
一方のノルウェーはFIFAランク12位で、グループAにおけるFIFAランク最上位チームです。初代女子バロンドーラーのFWアーダ・ヘーゲルベルグや、今季チャンピオンズリーグを優勝したバルセロナの主力FWキャロライン・グラハム・ハンセンら好タレントを擁する、グループAにおいては頭一つ抜けた戦力を持つチームです。
当然ながら下馬評ではノルウェー有利と目されていました。試合は開幕戦らしく前半は両チームとも決定的なシーンはなく終えましたが、後半開始早々試合が動きます。ゴールキックのつなぎから右サイドを抜け出すと、ゴール前へ絶好のクロス。これにFWハンナ・ウィルキンソンがうまく合わせて待望の先制ゴールを挙げました。その後はお互いに決定機を作るものの、ノルウェーのシュートはバーに阻まれ、ニュージーランドはPKをポストに当てるなど互いに得点を奪うことはできず、そのままタイムアップ。ホスト国として歓喜の初勝利をあげました。
日本がグループ突破した場合、このグループAの1位または2位のチームと当たるため、今後も注視していきたいです。
また、この記念すべき開幕戦で、日本の山下良美さんが主審、坊菌真琴さんと手代木直美さんが副審の大役を務めました。
続くグループBのオーストラリア対アイルランドは、接戦になりながらも、PKをDFステフ・キャトリーが冷静に沈め、同じく1−0で勝利しました。
両ホスト国の勝利という最高の開幕となった2023年女子ワールドカップ。ぜひスペクタクルな大会になってほしいです。
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