ザンビア相手に5−0と最高のスタートを切ったなでしこジャパン。このまま順調に決勝トーナメントに進み、1回戦を突破した場合の準々決勝の対戦相手の予想と分析です。下記の組み合わせのとおり、いずれにしてもグループEまたはグループGのチームと対戦することになります。
2023女子ワールドカップ組合せ
JFA(日本サッカー協会)公式サイトの外部リンクです。
https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/womensworldcup2023/schedule_result/
2023女子ワールドカップ グループG
今回はグループGの紹介で、下記の4チームになります。FIFAランク上位2チームであることと、初戦を勝利したことから、スウェーデンとイタリアが勝ち上がると予想します。
スウェーデン (FIFAランク3位)
イタリア (FIFAランク16位)
アルゼンチン(FIFAランク28位)
南アフリカ(FIFAランク54位)
スウェーデン(FIFAランク 3位)
過去9大会の全てに出場、準優勝1回、ベスト4に3回の実績を誇るスウェーデンですが、未だ優勝はありません。2年前の東京オリンピックでは、常勝アメリカを撃破するも、決勝のカナダ戦ではPK戦では涙を飲み、あと一歩のところで優勝を逃しました。迎える今大会では、並々ならぬ覚悟で優勝を狙ってくると思います。
長身で身体能力に優れたFWスティーナ・ブラックステニウスが、相手ディフェンスの脅威となるだけでなく、積極的なプレスでもチームに貢献します。このチーム全体の献身性がスウェーデンの大きな強みです。マンチェスター・シティで中核として活躍するMFフィリッパ・アンゲルダールとともに、チームの攻撃の中心となります。
南アフリカとの初戦では2−1で勝利しましたが、高さ、強さは示した一方、南アフリカのアジリティや繋ぎに翻弄される場面も露呈しました。これらを強みとする日本にとっては、十分に勝機があると言えそうです。
イタリア(FIFAランク16位)
グループGの初戦のもう1試合は、イタリアがアルゼンチンを1−0と辛くも退けました。チームは国内プロリーグの強豪・ユベントスとローマの選手が中心になります。
キーマンは、長年屋台骨を支えてきたFWクリスティアーナ・ジレッリです。前回大会ではグループステージ第2節のジャマイカ戦でハットトリックを記録するなど活躍。今大会は33歳と年齢的な衰えを心配される声もありましたが、初戦のアルゼンチン戦では途中出場し、0−0が濃厚ムードの中で、見事ヘディングで決勝ゴールを挙げました。
24歳MFアリアンナ・カルーゾは、ユベントスで活躍する万能型のモダンなミッドフィルダーです。中盤ならどこでもこなすことができ、ハードワークで精力的に守備をこなしながら、前への推進力に優れ、得点力も併せ持ちます。
日本としてはこういったキーマンをしっかりケアしながらも、自分達のサッカーを表現できれば勝利は見えてくると思います。
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