【2023 高校サッカー選手権 静岡県大会 優勝候補(対抗)紹介】藤枝東高校

2023選手権静岡県大会

チーム基本情報

創部年

1924年

部員数

113人

監督

鷲巣延圭

主将

野田隼太郎

基本フォーメーション

4−2−3−1

シード

第1シード

所属リーグ

プリンスリーグ東海

6位/10チーム 6勝2分6敗

(令和5年10月29日時点)

直近大会の成績

令和5年度 総体(インハイ)県大会

ベスト32

令和4年度 新人戦県大会

ベスト8

令和4年度 選手権県大会

準優勝

戦力分析

格付け:対抗

「元祖サッカーのまち・藤枝」の名門である藤枝東高校。来年は学校創立100周年の節目を迎え、ここ2年は県大会2年連続準優勝と、満を持しての優勝に賭ける思いは並々ならぬものがあるはず。

戦力的にも期待された今年のチームですが、当初はプリンスリーグ開幕3連敗、インハイ県大会では初戦で同じ藤枝の静清高校に敗れまさかの初戦敗退と、結果が出ず、厳しい時期を過ごしました。

しかしその後はプリンスリーグでも6連勝を飾るなど、調子を取り戻してきています。

本来のスタイルとしてはパスワークが伝統のチームですが、うまくいかないと長身のFW植田に放り込む単調な攻撃となってしまう嫌いがあり、いかにロングボールに頼らず小気味良く繋げるかが調子のバロメータになると思います。

ディフェンスは、プリンスリーグでも相当数の失点を重ね、硬いとは言えませんが、GK藤崎蒼葉選手(3年)はセービング力に加え、抜群のキック精度で攻撃の起点になります。世代最高とも言われる静岡学園のGK中村圭佑選手の影に隠れがちですが、藤崎選手も全国でも高いレベルで通用する選手だと思います。

そしてチームの中心はなんと言ってもキャプテン・MF野田隼太郎選手(3年)。U-17日本高校選抜の実績が示す通り、抜群のスタミナをベースに、キック精度、戦術眼などいずれも素晴らしい、Jリーグ入りしてもおかしくない選手だと思います。昨年までは右サイドバックでしたが、今年はよりピッチ全体に影響を与えることのできるボランチで、チームの心臓となっています。

この野田選手や、ボランチ・MF金澤駿選手(3年)が中心となってテンポ良くパスを回し、ショートカウンターからスピードスター・MF江口立樹選手(3年)や、チーム随一の決定力を誇るFW湯山大輔選手(2年)がサイドを切り裂いてゴールを叩き込むのが得意の形です。

最前線では身長190cmのハイタワー・FW植野悠斗選手(3年)が基準点となります。単に高い、強いだけでなく、スピードや意外性も併せ持つため、戦術上非常に重要な存在となっています。

そして鷲巣監督が最も注目してほしいと語るのはトップ下のMF渡辺皐選手(3年)。トリッキーなプレーで決定的なシーンを演出し、セットプレーのキック精度も高い司令塔です。

注目ルーキー・MF泉孝太郎選手(1年)など下からの突き上げもあり、準優勝した過去2年よりも充実した戦力で、2015年以来の全国大会を目指します。

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