１１月５日、高校サッカー選手権静岡県大会の決勝トーナメントの準決勝が開催されました。２試合とも昨年と同一カードになり、静岡県を代表するチームによる熱戦が繰り広げられました。
決勝トーナメント準決勝結果詳細
藤枝東 １−０ 浜名 （延長）
得点者：（藤）オウンゴール
前半１４分、浜名にまさかのアクシデントが起きます。キャプテンであり絶対的エースのFW・加藤千寛選手（３年）が相手選手と交錯する中で足首を負傷。ベンチで足首にテーピングを施してピッチに戻りますが、数分で自ら交代を申し出て無念の負傷退場となってしまいました。そんな中、攻勢に出たのは藤枝東で、主将でボランチの野田隼太郎選手（３年）の効果的なロングパスや、１０番のMF・渡辺皐選手（３年）の積極的なシュートなどで押し込みますが、浜名も得意の素早い寄せで決定機を作らせません。
後半は逆に浜名ペースで、２３分、右サイドからの絶妙なクロスを、FW西岡修斗選手（３年）がドンピシャのタイミングで合わせるも、藤枝東のGK・藤崎蒼葉選手（３年）が体を張ったスーパーセーブでゴールを割らせません。
スコアレスで延長に突入した早々の延長前半２分、左サイドでの繋ぎからDF・河野勇翔選手（３年）が鋭いクロスを上げると、浜名のディフェンスがヘディングでクリアしようとしたボールがゴールへ突き刺さり、オウンゴールとなってしまいます。しかしクリアをしなければ藤枝東の選手もいたので、致し方ないギリギリのプレーでした。
この１点を守り切り、藤枝東が３年連続の決勝に駒を進めました。
静岡学園 １−０ 浜松開誠館
得点者：（静）野田
こちらも昨年と同じカードとなりました。前半からテクニックに勝る静岡学園が、１０番・MF高田優選手（３年・徳島ヴォルティス内定）を中心に多彩な攻撃で攻め込みますが、開誠館も守備を固めてゴールを割らせません。そんな中、前半アディショナルタイムに、開誠館の絶対的エース・FW菅原太一選手（３年）が負傷交代するアクシデント。他にもDF岩崎、MF森下が負傷交代となってしまった点は開誠館にとっては大きな痛手でした。
均衡を破ったのは後半１３分、静岡学園・高田選手のコーナーキックから、DF・野田裕人選手（２年）が２試合連続となるヘディングゴール。その後も高田選手のポスト直撃のシュートなど、１−０ながら内容的には終始開誠館を上回り、昨年の雪辱を果たすとともに、２年ぶりの決勝進出を決めました。
2023高校サッカー選手権静岡県大会 決勝の日程、放送予定は？
日 程
令和５年１１月１１日（土）１３時キックオフ
場 所
エコパスタジアム
中 継
・静岡第一テレビで生中継
・TVer、SPORTS BULLで生配信予定
2023高校サッカー選手権静岡県大会 決勝のチケットは？
現時点で静岡県サッカー協会のHPで掲載はありませんが、例年同様下記の通りとなると思われます。
チケット販売
当日券のみ販売（金額は例年１,０００円）
エコパは無料駐車場があって台数的には充分停められると思いますが、当然非常に混むので、少なくとも試合開始１時間前までに到着した方が良さそうです。特に今年は静岡学園ー藤枝東の黄金カードなので、さらに混むことが予想されるため、チケットが売り切れることはないはずですが、例年以上に早めに現地到着した方が良さそうです。
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