決勝のカードは 静岡学園 – 清水桜ヶ丘
2023年高校総体(インターハイ)静岡県大会の決勝は、静岡学園と清水桜ヶ丘の対決になりました。
静岡学園は、日本最高峰のプレミアリーグWESTで首位に立つ、全国屈指の強豪。
対する清水桜ヶ丘高校は、静岡学園より2つカテゴリーが下の県リーグ(首位)に属し、地区大会から勝ち抜いてきました。ちなみに県リーグには静岡学園の3rdチームが参加しています。何という選手層・・・。笑
清水桜ヶ丘の前身の清水商業は、川口能活をはじめ名波浩、藤田俊哉、田中誠、そして小野伸二など、日本代表選手を多数輩出した名門校。静岡県民なら”清商サンバ”でテンションが上がらない人はいないと思います。
静岡学園 – 清水桜ヶ丘の決勝は4年ぶりで、そのときは清水桜ヶ丘が3−2で勝利しています。
スタメン
静岡学園(4−3−3)
GK 中村
DF 泉、水野、大村、吉村
MF 森崎、福地、田嶋
FW 志賀、高田、神田
清水桜ヶ丘(4−5−1)
GK 高田
DF 岡谷、藤田、木村、佐藤
MF 瀧、相川、澤野、竹澤、小林
FW 柴田
試合経過・結果
前半の入りは清水桜ヶ丘が積極的に前に出て、MF澤野のセットプレーなどでゴールを狙うものの、静岡学園が冷静に対処。
その後は学園が本来のポゼッションを取り戻し、エースFWの神田奏真にボールを集めてゴールに迫るも、木村を中心とした桜ヶ丘の集中した守備で得点を許しません。10番・高田のコンビネーションからのシュートも惜しくも枠を捉えられませんでした。
後半は開始早々から学園が押し込む時間が続きます。7分に、右サイドの泉がインターセプトから神田にピンポイントクロスを送り、ヘディングシュートを放ちますがポストに嫌われました。
後半途中から桜ヶ丘が徐々に盛り返すと、後半23分、競り合いの中から一瞬のスキを突いて、左サイド途中出場の五十嵐からのクロスにMF相川が合わせて先制!
さらに桜ヶ丘は後半27分、フリーキックから相川のボレーがバー→桜ヶ丘MF瀧がヘディングシュート→学園GK中村がスーパーセーブ→桜ヶ丘MF小林がさらに詰めてヘディングシュート→学園のDF泉がシュートブロックと、凄まじいゴール前の攻防が繰り広げられました。
その後は、学園が圧倒的に支配しながら、得点を奪えない典型的なパターン。このまま試合終了と誰もが思った後半ロスタイム3分、CBからのフィードを、神田奏真がまさかの胸トラップで収めてハーフボレーのスーパーゴール!同点に追いつきました。
そして延長前半開始1分、クサビを受けた神田が、反転して前に持ち出し、DF木村を振り切ってからのシュートを逆サイド(左サイド)のゴールネットに突き刺し勝ち越し!
後半開始早々に桜ヶ丘が決定的なシーンを迎えましたが学園が身を挺して守り、その後はポゼッションを活かして逃げ切りました。
大熱戦の末に優勝した静岡学園。他校の思いも背負って、ぜひ全国優勝を果たしてほしいですね!!
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