今シーズン、J2で首位を快走するFC町田ゼルビアが、FC東京からDF鈴木準弥選手を獲得することが決定的になりました。既に条件面では合意との報道が出ており、近々に正式発表されると思います。
鈴木準弥選手の基本情報
■生年月日
1996年1月7日(27歳)
■身長・体重
176cm・71kg
■出身
静岡県沼津市
■経歴
清水エスパルスユース(2011〜2013)
早稲田大学(2014〜2017)
VfRアーレン(ドイツ)(2018)
藤枝MYFC(2019)
ブラウブリッツ秋田(2020〜2021)
FC東京(2021〜2023)
鈴木準弥選手の経歴とプレースタイル
高校時代は清水エスパルスユースに所属。当時のトップチームの指揮官であるアフシン・ゴトビ監督の評価も上々で、1年時からサテライトリーグに出場。最終学年ではキャプテンも務めるなど実績を残し、年代別の代表にも選出歴されながらもトップ昇格はまさかの見送りに。
早稲田大学への進学後は1年から出場機会をつかむと、2年次には19年ぶりの関東大学リーグ一部優勝を達成。個人としても全日本大学選抜に選出されるなど右肩上がりでしたが、翌年はまさかの2部降格。最終学年の4年次には、キャプテンとして1部昇格を義務付けられるプレッシャーの中、最終節で優勝・昇格という劇的なフィナーレを迎えました。
卒業後に進んだ進路は、Jリーグではなく、ドイツ3部リーグのVfRアーレン。結果は半年で契約満了となりました。その後にJ3の藤枝MYFCに加入。個人的にはこの時に鈴木選手のプレーをスタジアムで観て、素晴らしい選手だと感じました。
まずは見た目の角刈り風の風貌が、侍的な意思の強さを感じます。対人守備に強く、またクロスの精度も高いため攻守に貢献度が高く、ロングスローという飛び道具もあります。
藤枝MYFCからブラウブリッツ秋田に移籍する際は、貴重な戦力が抜けてしまう残念な気持ちがあった反面、J3からJ2へのステップアップを嬉しく思う気持ちもありました。
そのブラウブリッツ秋田でもしっかりとレギュラーポジションを掴み取ると、主力として活躍。すると2021年にJ1のFC東京からオファーがあり、見事J3からJ1へのステップアップを果たしました。
しかしFC東京では分厚い選手層に阻まれ、なかなか出場機会を掴むことはできませんでした。そんな中での今回のFC町田ゼルビアへの移籍。本人も並々ならぬ覚悟があるはずです。
J2の静岡県勢3チームの活躍と昇格を願う自分としては少々複雑な思いもありますが(笑)、無骨なまでにサッカーに真摯に取り組んできた鈴木準弥選手の活躍は心から願っています。27歳と決して若くはありませんが、これから正に選手としてのピークを迎える最高の年齢とも言えます。鈴木準弥選手のますますの活躍を期待したいですね!
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