昭和63(1988)年度 静岡県高校サッカー選手権決勝
清水商業 2−1 清水東
得点者:(商)武岡、山田
(東)野々村
決勝トーナメントに進出したのは、静岡南、東海大一、清水東、静岡学園、藤枝東、清水商業、沼津学園、聖隷学園の8校。
前年まで2連覇中の東海大一は、澤登、平澤といった黄金世代が卒業し、準決勝でFW高橋佳秀、MF野々村芳和、竹沢一弘、DF相馬直樹らを擁する清水東に1−0で惜しくも敗退。
反対側のブロックを勝ち抜いたのは清水商業。主将の3年MF三浦文丈、2年MF藤田俊哉、1年FW山田隆裕と、各学年に全国トップクラスのスターを揃えるタレント軍団でした。準々決勝では激戦の末、藤枝東を3−2で下し、準決勝では沼津学園に対して4−1で圧勝。
清水勢対決となった決勝は、前半28分、清水東のエースFW高橋佳秀がドリブルシュートを決めて先制すると、直後の30分、キャプテン・三浦のフリーキックから武岡がボレーシュートを決めてすぐさま追いつきます。試合は両者譲らず延長戦にもつれ込むと、延長後半3分、太田のミドルシュートのこぼれ球を拾ったスーパールーキー・山田が右足を一閃。鮮やかな決勝ゴールで、3年ぶりの優勝を果たしました。
清水商業は全国大会でも接戦をものにしながら勝ち上がり、決勝では市立船橋との名門対決を制し、見事全国優勝を果たしました。
1985年から1988年の4年間の全国高校サッカー選手権で、優勝(清水商業)、優勝(東海大一)、準優勝(東海大一)、優勝(清水商業)ととてつもない結果を残し、「サッカー王国・静岡」全盛の時代だったと言えます。
昭和63(1988)年度 静岡県高校サッカー選手権結果
優 勝:清水商業
準 優 勝 :清水東
ベスト4:東海大一、沼津学園
ベスト8:静岡南、静岡学園、藤枝東、聖隷学園
全国高校サッカー選手権結果:優勝
大会優秀選手(ベストイレブン)
GK 中原幸司(東海大一・3年)
DF 榊原達貴(清水商業・3年)
稲垣博之(藤枝東・3年)
岩崎康之(清水商業・2年)
相馬直樹(清水東・2年)
MF 竹沢一弘(清水東・3年)
藤田俊哉(清水商業・2年)
三浦文丈(清水商業・3年)
FW 山田隆裕(清水商業・1年)
高橋佳秀(清水東・3年)
滝沢一仁(東海大一・3年)
その他の優秀選手
・最優秀新人
山田隆裕(清水商業・1年)
・優秀GK
内藤正記(清水商業・2年)
・優秀DF
原 彰治(清水商業・3年)
表彰(MVP・得点王・アシスト王)
MVP
三浦文丈(清水商業・3年)
得点王
滝沢一仁(東海大一・3年) 6得点
武岡秀樹(清水商業・3年)
アシスト王
三浦文丈(清水商業・3年)
藤浪義之(静岡工・3年)
最優秀DF
岩崎康之(清水商業・2年)
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