【公式記録】静岡県高校サッカー選手権(1989年度編)優勝:清水東高校

【公式記録】高校サッカー選手権静岡県予選

平成元(1989)年度 静岡県高校サッカー選手権決勝

清水東 1−0 東海大一

得点者:(清)成田

決勝トーナメントに進出したのは、清水東、浜名、清水商業、静岡学園、東海大一、静岡北、藤枝東、庵原の8校。

絶対的な優勝候補は清水商業でした。後のジュビロの黄金期を支えるMF藤田俊哉、MF名波浩に加え、その2人をも凌ぐスター性を備えたFW山田隆裕らのユース代表を揃え、全国総体、全日本ユース選手権でいずれも優勝。名実ともに最強チームとして迎えた県予選の清水東との準決勝は、清水東が気迫溢れるプレーでゴールを割らせず、0−0の末、PK戦で清水東が清水商業を下し、決勝進出を果たしました。

決勝はスキンヘッドのMF田坂和昭やFW森島寛晃、篠永博之など攻撃にタレントを揃える東海大一と清水東のカードとなりました。田坂を中心にゲームを組み立てる東海大一に対し、清水東も得意のハイプレスで自由に繋がせません。そして後半9分、速攻から小坂が左サイドを突破して上げたクロスに対し、成田が豪快なオーバーヘッドを決めるスーパーゴール。これが決勝ゴールとなり、清水東が「三羽ガラス」の83年度以来、6年ぶりの全国切符を手にしました。

清水東はDF相馬直樹、斉藤俊秀といった後のフランスワールドカップメンバーに加えて、MF野々村芳和、FW小坂圭亮などを擁し、優勝候補として全国大会に臨みましたが、3回戦で同じく優勝候補の武南に0−1で敗れ、県勢連覇とはなりませんでした。

平成元(1989)年度 静岡県高校サッカー選手権結果

優  勝:清水東

準 優 勝 :東海大一

ベスト4:清水商業、藤枝東

ベスト8:浜名、静岡学園、静岡北、庵原

全国高校サッカー選手権結果:3回戦敗退

大会優秀選手(ベストイレブン)

GK 堀池洋充(清水東・3年)

DF 細谷裕史(藤枝東・3年)

  大嶽真人(東海大一・3年)

  岩崎康之(清水商業・3年)

  相馬直樹(清水東・3年)

MF 田坂和昭(東海大一・3年)

  藤田俊哉(清水商業・3年)

  野々村芳和(清水東・2年)

FW 小坂圭亮(清水東・2年)

  森島寛晃(東海大一・2年)

  篠永博之(東海大一・3年)

その他の優秀選手

・最優秀新人

 斉藤俊秀(清水東・1年)

・優秀GK

 笹木哲也(東海大一・2年)

・優秀DF

 松田嘉彦(清水東・3年)

表彰(MVP・得点王・アシスト王)

MVP

 相馬直樹(清水東・3年)

得点王

 太田恒治(東海大一・3年) 1得点

アシスト王

 名波 浩(清水商業・2年)

 篠永博之(東海大一・3年)

最優秀FW

 篠永博之(東海大一・3年)

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