平成18(2006)年度 静岡県高校サッカー選手権決勝
静岡学園 2−1 藤枝東
得点者:(静)杉浦、刈込
(藤)水野
直近3大会で優勝はおろか、決勝にさえ進出できなかった静岡学園は、伝統の個人技に加えてフィジカル、走力を強化。その成果もあって、準々決勝は東海大翔洋に3−0で快勝、準決勝は前年優勝の常葉橘に2−0で完封勝利し、決勝に進出しました。テクニックと得点感覚に優れた10番MF・杉浦恭平と、スピードとパンチ力のあるシュートが魅力のエースFW・國吉貴博が2枚看板でした。
反対のブロックでは、山田大記、原田圭輔、河合陽介ら充実の中盤を誇る藤枝東が、準々決勝の清水商業を2−0、準決勝の浜名を4−0とこちらも危なげなく勝利し、決勝進出を果たしました。
静岡学園ー藤枝東のカードとなった決勝は、開始早々動きます。中央でのパス交換で國吉のヒールパスから杉浦が抜け出すと、冷静に右サイドネットに流し込んで静岡学園が先制。その後は藤枝東が押し返しますが、1−0のまま前半を終了します。後半開始早々、この日もキレキレの静岡学園・國吉のクロスに杉浦がヘディングでネットを揺らすもオフサイド。その後も静岡学園が決定機を迎えますが、藤枝東のGK・村松太介の好セーブなどで凌ぐと、試合終了6分前、藤枝東のキャプテン・MF原田圭輔のクロスからシュート→ブロックの混戦となり、最後は途中出場の水野翔介が押し込み同点に追いつきます。迎えたロスタイム、静岡学園の國吉が右サイドから中へ折り返すと、途中出場の刈込真人がカットインから右足を振り抜き、劇的な決勝ゴール。静岡学園が4年ぶりの優勝を果たしました。
全国大会での静岡学園は、初戦の2回戦を佐賀県代表の佐賀東に対し3−1、3回戦の青森県代表・青森山田に対し1−0で勝利し、準々決勝進出。準々決勝では、岡山県代表・作陽に対し2−3と打ち合いの末敗れ、ベスト8という結果になりました。
平成18(2006)年度 静岡県高校サッカー選手権結果
優 勝:静岡学園
準 優 勝 :藤枝東
ベスト4:常葉橘、浜名
ベスト8:磐田東、東海大翔洋、清水商業、加藤暁秀
全国高校サッカー選手権結果:ベスト8
大会優秀選手(ベストイレブン)
GK 船崎晃弘(静岡学園・3年)
DF 薗田 淳(常葉橘・3年)
小坂 翔(静岡学園・3年)
三上佳貴(藤枝東・3年)
MF 杉浦恭平(静岡学園・3年)
山田大記(藤枝東・3年)
大塚光司(静岡学園・3年)
原田圭輔(藤枝東・3年)
FW 國吉貴博(静岡学園・3年)
伊藤達也(静岡学園・3年)
松浦拓弥(浜名・3年)
その他の優秀選手
・最優秀新人
植田雅之(常葉橘・1年)
・優秀GK
村松太介(藤枝東・3年)
・優秀DF
小川将成(静岡学園・3年)
表彰(MVP・得点王・アシスト王)
MVP
國吉貴博(静岡学園・3年)
得点王
國吉貴博(静岡学園・3年) 6点
アシスト王
國吉貴博(静岡学園・3年) 3本
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