10月27日、第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝トーナメントの1回戦が裾野市運動公園陸上競技場と藤枝総合運動公園サッカースタジアムで行われました。
磐田東ー飛龍の一戦は、テクニックに勝る磐田東がボール保持で上回りながら、飛龍もロングスローなど泥臭いプレーで応戦します。互いに無得点で迎えた後半36分、チームの絶対的エース・10番の丹羽咲人が自ら得たPKをきめ、1−0で飛龍がアップセットを果たしました。飛龍は今大会のダークホース的存在で、特に丹羽はプレーに自信が漲っており、昨年の浜名の加藤君のような勢いを感じます。準々決勝は県内ナンバー1FWと言える湯山大輔を擁する藤枝東に挑みます。
浜松開誠館と、初の決勝トーナメント進出となった浜松湖北の一戦は、浜松開誠館が前半からFW・安藤則斗の2ゴール1アシストの活躍により3−0とリード。その後やや開誠館の攻撃がトーンダウンしますが、後半23分に10番のMF・森下太陽の鮮やかなフリーキックで4点目を奪うと、直後に高橋がダメ押し点を奪い、5−0で浜松開誠館が勝利。準々決勝は、近年で最も充実した攻撃力を誇る東海大翔洋との試合となります。
藤枝明誠ー浜松工業の試合は前半12分、藤枝明誠のDF・鈴木凌誠の地を這うようなミドルシュートをGKが弾いたところに、MF・平井大都が詰めて先制。その後は浜松工業が粘りを見せて得点を許しませんが、前半アディショナルタイム、MF・波多野泰志が豪快なロングシュートを決めて追加点。後半も平井のハットトリックとなる3点目などで着実に得点を重ね、6−0で快勝しました。準々決勝は、同じプリンスリーグ東海所属の浜名と対戦します。
静岡学園ー日大三島の試合は前半5分、静岡学園の右サイドバック・望月就王のクロスに2年生MF・篠塚怜音が合わせて早々に先制。その後は日大三島もロングシュートなどで反撃し、静岡学園も攻めあぐねる展開が続きましたが、35分に静岡学園のMF・天野太陽が華麗なターンから抜け出すと、相手GKのタイミングを外すチップキックを決め、2−0と突き放します。その後も多彩な攻撃により6人で8ゴールを挙げた静岡学園が、王者の貫禄を見せて8−0で勝利しました。静岡学園は準々決勝で清水桜が丘と対戦します。清水桜が丘はポゼッションを捨ててロングボールやロングスローによるパワープレーを仕掛けてくることが予想されますので、静岡学園がどう対応するかが注目です。
第103回(2024年度)全国高校サッカー選手権 静岡県大会 決勝T1回戦 2日目結果
■裾野市運動公園陸上競技場
飛龍 1―0 磐田東
得点:(飛)丹羽
浜松開誠館 5―0 浜松湖北
得点:(開)安藤2、橘、森下、高橋
詳細はコチラ↓ 外部リンク:浜松開誠館フットボールクラブ公式HP
https://kaiseikanfc.jp/高校選手権決勝トーナメント1回戦%E3%80%802024-10-27/
■藤枝総合運動公園サッカースタジアム
藤枝明誠 6−0 浜松工業
得点:(藤)平井3、波多野、早川2
静岡学園 8―0 日大三島
得点:(静)篠塚、天野、乾2、岩田、原、佐々木2
第103回(2024年度)全国高校サッカー選手権 静岡県大会 準々決勝
11月2日、4日には、裾野市運動公園陸上競技場で準々決勝が開催されます。
■11月2日(土)
10:30
浜松開誠館―東海大翔洋
13:30
浜名―藤枝明誠
■11月4日(月・祝)
10:30
静岡学園―清水桜が丘
13:30
藤枝東―飛龍
決勝トーナメント表はコチラ↓ 外部リンク:静岡県サッカー協会
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