2023女子ワールドカップ 準々決勝相手候補分析 アメリカ・オランダ編

なでしこジャパン

なでしこジャパンの初戦は、ザンビア相手に5−0と最高のスタートを切りました。このまま順調に決勝トーナメントに進み、1回戦を突破した場合の準々決勝の対戦相手の予想と分析です。下記の組み合わせのとおり、いずれにしてもグループEまたはグループGのチームと対戦することになります。

2023女子ワールドカップ組合せ

JFA(日本サッカー協会)公式サイトの外部リンクです。

https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/womensworldcup2023/schedule_result/

2023女子ワールドカップ グループE

今回はグループEの紹介で、下記の4チームになります。前回大会でそれぞれ優勝、準優勝を果たしたアメリカとオランダが順当に勝ち上がると予想しました。

アメリカ (FIFAランク1位)

オランダ (FIFAランク9位)

ポルトガル(FIFAランク21位)

ベトナム (FIFAランク32位)

アメリカ(FIFAランク 1位)

FIFAランク1位、ワールドカップも2連覇中と、絶対的王者であるアメリカ。今回も当然優勝候補の本命として大会に臨みます。初戦もベトナムに3-0で完勝し、順調な滑り出しを見せました。チームは今大会での引退を表明している2019年バロンドールのMFミーガン・アンナ・ラピノーや、前回大会6ゴールの絶対的エースFWアレックス・モーガンらが健在ですが、逆に言うと世代交代が課題という意見もありました。しかしここへきて、NBAのレジェンド、デニス・ロッドマンの娘であるFWトリニティー・ロッドマンや、初戦で2G1Aと圧巻のパフォーマンスを見せたFWソフィア・スミスなど、次代の中核を担う若手も育ってきており、本大会出場メンバーも23選手中14選手が初出場となっています。チーム全体の経験値はこれまでの大会に比べてやや不足しているため、若くフレッシュな選手による活性化とチームに安定感をもたらすベテランの融合が鍵になると思います。

頭一つ抜きん出た存在だったイメージのある過去大会に比べ、今大会は他国も力を付け、戦力的に拮抗している印象がありますが、前人未踏の3連覇を達成できるか、注目したいです。

ワールドカップでは2011年の決勝で日本に敗れて以降、無敗記録を継続中です。なでしことしては当時のようにとにかく強い気持ちを持って、当時の再現を見せて欲しいです。

オランダ(FIFAランク 9位)

前回大会準優勝のオランダ。今大会も上位進出を期待されるところですが、2022年9月に監督が交代するなど右肩上がりとは言えない状況です。アンドリース・ヨンカー監督は、オランダらしく積極的に相手にプレスをかける攻撃的な戦術を得意としており、これがはまれば王者・アメリカにも一泡ふかせられるかもしれません。

選手に目を向けると、2021年の東京オリンピックで1大会10ゴールというオリンピックレコードをマークし、27歳にしてオランダ代表史上最多の95ゴールをあげているスーパーエース、FWフィフィアネ・ミーデマの靭帯断裂による欠場が痛すぎます・・・。そんな中で監督が全幅の信頼を置くのがトップ下のMFジル・ロールトで、ボールテクニックとパスセンスに優れるゲームメーカー。ミーデマに代わるエース候補としては、2022年に女子選手で最多の45得点をあげたFWフェナ・カルマが本大会でもブレイクを期待されています。

なでしことしては、前回大会の決勝トーナメント1回戦において2−1と惜しくも敗れた相手で、再戦でリベンジを果たしたいところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました