2023年Jリーグ前半 静岡県勢ベストイレブン

Jリーグ

今年のJリーグも概ね折り返しの時期になったので、静岡県勢でベストイレブンを組んでみました。

※年齢・出場記録は2023年6月29日現在

2023年Jリーグ前半戦 静岡県勢ベストイレブン

GK

山本海人(37歳・静岡市(旧清水市)出身・福島ユナイテッドFC)15試合・0得点

DF

森下龍矢(26歳・掛川市出身・名古屋グランパス)18試合・2得点

木本恭生(29歳・富士市出身・FC東京)15試合・0得点

鈴木海音(20歳・浜松市出身・ジュビロ磐田)14試合・1得点

松原 后(26歳・浜松市出身・ジュビロ磐田)21試合・3得点

MF

上原力也(26歳・伊東市出身・ジュビロ磐田)19試合・4得点

杉田真彦(28歳・静岡市出身・藤枝MYFC)13試合・1得点

大島僚太(30歳・静岡市(旧清水市)出身・川崎フロンターレ)13試合・0得点

山田大記(34歳・浜松市出身・ジュビロ磐田)15試合・3得点

FW

杉浦恭平(34歳・浜松市出身・ツェーゲン金沢)21試合・8得点

後藤啓介(18歳・浜松市出身・ジュビロ磐田)17試合・5得点

リザーブ

DF

吉田 豊(33歳・富士宮市出身・清水エスパルス)18試合・0得点

立田悠吾(25歳・静岡市出身・柏レイソル)14試合・0得点

MF

石毛秀樹(28歳・富士市出身・ガンバ大阪)11試合・2得点

FW

遠野大弥(24歳・藤枝市出身・川崎フロンターレ)15試合・0得点

北川航也(26歳・静岡市出身・清水エスパルス)20試合出場・3得点

山下諒也(25歳・磐田市出身・横浜FC)18試合出場・1得点

静岡県勢選手の活躍

GKについて、J1、J2でレギュラーが不在という残念な状況に・・・。そんな中、J3の福島ユナイテッドで全試合フル出場しているのが山本海人です。38歳と大ベテランですが、その経験値を活かし、最後尾で安定感を発揮しています。

DFは4バックで、右サイドバックに森下龍矢を配置。最近は左サイドを務めることが多いですが、元々右サイドで、左右どちらでも遜色なくこなすことができます。驚異的な運動量をベースにした攻守におけるアグレッシブなプレーが認められA代表にも選出された、今最も旬な県勢選手と言えます。センターバックの1人目はFC東京の木本恭生。対人の強さに加え、静学仕込みの足元の技術とつなぎのうまさを持ち、チームでも厚い信頼を得ています。もう1枚は鈴木海音。今シーズン、期限付き移籍先の栃木SCからジュビロに復帰し、シーズン途中からレギュラーに定着しました。オリンピック代表でも活躍が期待される選手です。左サイドバックは松原后にしました。何と言っても攻撃力が魅力で、鋭い突破とクロスに加え、得点力も併せ持ちます。守備面を向上させれば、本人も狙っていると公言している代表への選出も夢ではないと思います。

中盤はボランチに上原力也。持ち前のビルドアップに加え、ここまで4ゴールと、得点力も示しています。守備での献身性も高く、チームの柱としてもう一皮むけていってほしいです。ボランチのもう1枚は杉田真彦。今シーズン昇格組ながら健闘を見せている藤枝MYFCにおいて、ピッチ内外で牽引してきました。5月7日に右膝前十字靭帯・内側側副靭帯断裂の大ケガを負ってしまい、今シーズン中の復帰は絶望的ですが、ぜひ復活を期待したいです。攻撃的中盤には大島僚太。とにかくケガが多い「ガラスの天才」ですが、ピッチに立てばそのクオリティの高さは日本最高峰と言っても過言ではありません。相手の裏をかくターン、絶妙なトラップやスルーパスなど、正に「観に行く価値のある選手」だと思います。もう1人は山田大記。ケガで不在の時期もありましたが、山田が出ると攻撃の機能性やチームにもたらす安定感が1段上がる印象です。10番として、J1昇格に向けて牽引していってほしいです。

FWは2トップで、1人目は杉浦恭平。途中出場も多い中で8得点している決定力は特筆すべきで、チームのトップスコアラーです。若い頃はドリブルなどいかにも「静学の10番」というタイプでしたが、年齢を重ね、嗅覚と決定力に磨きを掛け、危険なストライカーに進化しています。もう1人は期待も込めて後藤啓介を選出。高校3年生の18歳ながら、開幕戦で2ゴールと衝撃的なデビューを飾り、ここまで5得点。静岡県勢の中で今シーズン最大のサプライズと言っていいと思います。ポストプレーなどまだ改善すべき課題は多いですが、ぜひ研鑽を重ねて未来の代表を目指してほしいです。

リザーブでは、DFに吉田豊を選出。抜群の運動量と足元の技術を併せ持ち、今シーズングランパスからエスパルスに移籍して本来のパフォーマンスを取り戻しました。センターバックには立田悠吾。今シーズン、ユース時代から所属したエスパルスと袂を分かち、柏レイソルに移籍しました。同級生の古賀太陽とコンビを組み、ここまで14試合に出場しています。

MFは、石毛秀樹。中盤のどこでもプレーでき、正確なパスワークと強烈なシュート力が特徴です。レギュラー争いは厳しいですがここまで2得点を記録しています。

FWの1人目は、中盤もできる遠野大弥。思い切りの良いプレーで攻撃の活性化に貢献していますが、ここまで無得点は本人も悔しいはず。強烈なシュートを持っているので、後半は得点量産に期待です。最後に北川航也。ここまで20試合に出場しながら3得点は、本人が一番不本意に思っているはずですが、ここに来て2試合連続得点(ルヴァンカップ、リーグ)をあげるなど、コンディションは上向いているので一気に爆発を期待したいところです。最後は横浜FCの山下諒也。何と言っても川崎フロンターレ戦で右サイドをぶち抜いて車屋を置き去りにして決めたゴールが衝撃的でした。スタメンにも定着し、更なる飛躍が期待されています。

後半戦期待の県勢若手選手

最後に後半戦に活躍を期待したい若手を2名。1人目はジュビロの藤原健介(19歳・磐田市出身・ジュビロ磐田)です。パス、ドリブル、シュートを高い水準で兼ね備えた「10番」タイプで、後藤啓介、古川陽介(静岡学園高出)とともに今後チームの中心となっていくことが期待される選手です。

もう1人は成岡輝留(20歳・静岡市出身・清水エスパルス)。今シーズン、期限付き移籍先の相模原からエスパルスに復帰しましたが、シーズン序盤にケガで離脱し、最近復帰してきました。独特のパス感覚やボール保持は他にないもので、将来の司令塔として出場機会を増やしていってほしいです。

まとめ

エスパルスとジュビロが降格してしまったので、J1よりもJ2の選手が多く、やや寂しいラインナップかなあというのが率直な感想です・・・。実際このメンバーで戦った場合、J1では厳しく、J2で上位争いをする位の戦力でしょうか。後半戦はさらなる静岡県勢の活躍を期待したいです。

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