【2023 高校サッカー選手権 静岡県大会 優勝候補(本命)紹介】静岡学園高校

2023選手権静岡県大会

チーム基本情報

創部年

1967年

監督

川口修

部員数

231名

主将

中村圭佑

基本フォーメーション

4−2−3−1

シード

第1シード

所属リーグ

プレミアリーグWEST

3位/12チーム 9勝4分4敗

(令和5年10月20日時点)

直近大会の成績

令和5年度 総体(インハイ)県大会

優勝

令和5年度 総体(インハイ)全国大会

1回戦敗退

令和4年度 新人戦県大会

準優勝

令和4年度 選手権県大会

ベスト4

戦力分析

戦力分析:優勝候補の「本命」

静岡県のみならず、全国随一の個人技を誇るチームと言える静岡学園。細かいパスやドリブルを駆使したラテンサッカーは唯一無二の魅力があります。

毎年のように複数名Jリーガーを輩出する強豪で、今年もGK中村圭佑選手、MF高田優選手、FW神田奏真選手の3名のJリーグ入りが発表されています。この3選手に実力的には遜色ないMF福地瑠伊選手を加えた4名がチームの中心となっています。

守護神のGK・中村 圭佑選手(3年・ J2 東京ヴェルディ入り内定)は、ビッグセーブでチームのピンチを救うだけでなく、正確なフィードで攻撃の第一歩にもなっています。キャプテンとして最後尾からチームを鼓舞する役割も担っており、文字通りチームの中心です。

ディフェンスの軸は、DF・大村海心選手(3年)。熱いプレーで最終ラインをまとめ、セットプレーのヘディングも武器になっています。同じくセンターバックのDF・水野朔選手(3年)も183cmと高さがあり、カバーリング能力も備えたクレバーな選手です。サイドバックのDF・吉村美海選手(3年)DF野田裕人選手(2年)はいずれも果敢なオーバーラップで攻撃に厚みを加えます。

中盤のMF・福地瑠伊選手(3年)はスケールの大きさが魅力。昨年のボランチから、センターハーフにポジションを上げて、より存在感を増しています。ピッチの至るところに顔を出し、ボール奪取と的確な繋ぎを繰り返し、ゴール前に侵入して決定的な働きをします。ボランチのMF・森崎澄晴選手(3年)は冷静かつ気の利いたプレーでチームの潤滑油となっています。

MF・志賀小牧選手(3年)MF・小山顕選手(3年)はともに静岡学園らしいドリブラーで、細かいタッチのドリブルと連携プレーでサイドから相手ディフェンスを崩していきます。

そしてトップ下または右サイドに入るのがMF・高田優選手(3年・J2 徳島ヴォルティス内定)。今年の「学園の10番」を背負うファンタジスタです。細みのレフティで独特なボールの持ち方からしなやかに相手をかわす姿は、2年前の10番・古川陽介選手(現・ジュビロ磐田)と重なるところがあります。一番の強みは川口監督いわくキック精度で、「歴代のプロに行った選手の中でも、ボールを蹴る力、シュート、セットプレーの精度が高い」と語っています。

最前線に君臨するのはエースFW・神田奏真選手(3年・J1 川崎フロンターレ内定)。典型的な9番=センターフォワードタイプで、インハイ県大会決勝で見せた、ハイボールを胸トラップ→ボールの落ち際をハーフボレーというスーパーゴールが彼の特徴である身体能力の高さと空中戦の強さを端的に表しています。絶対的なエースであり。対戦相手の最大の脅威となることは間違いありませんが、怪我が長引き県大会の出場も危ぶまれているのが心配されるところです。

全国でもトップクラスの実力を誇り、県大会でも大本命であることは間違いありません。ただ、どの相手にも「学園のサッカー」を貫くが故に、対戦相手も徹底した対策をしてくることが予想されるため、それをも上回る攻撃を見せられるかが最大の注目ポイントです。

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