2023高校サッカー選手権 静岡県大会 準々決勝結果詳細

2023選手権静岡県大会

11月3日、高校サッカー選手権静岡県大会の決勝トーナメントの準々決勝が開催されました。全国屈指の激戦区の静岡県の準々決勝ともなると、いずれも強豪でどちらが勝つか全くわからない激戦が展開されました。

決勝トーナメント準々決勝結果

静岡学園 2−1 磐田東

得点者:(静)庄、野田

    (磐)松本

試合は戦前の予想通り、テクニックに勝る静岡学園が、10番・MF高田優選手(3年・徳島ヴォルティス内定)や、MF・田嶋旦陽選手(3年)らの個人技でゴールに迫りますが、磐田東も全く腰が引けることなく応戦します。そして前半40分、均衡を破ったのは磐田東でした。右コーナーキックから、DF松本功朔選手(2年)が、素晴らしい入りでゴール右上にヘディングシュートを決め、先制。後半は静岡学園が明らかにギアチェンジして攻勢を強めます。しかしながら磐田東もGK・鈴木天結選手(3年)の好セーブもあり、ゴールを割らせません。しかし後半17分、高田選手の右コーナーキックから、DF・水野朔選手(3年)が競り勝ってヘディングシュートをしたところを、キーパーの手前でFW・庄大空選手(3年)がつま先でコースを変え、値千金の同点ゴール。そして後半26分、右サイドバックの野田裕人選手(2年)がインナーラップし、右ウイングの田島旦陽選手にボールを預けると、そのままゴール前に駆け上がり、田島選手のクロスをドンピシャのタイミングでヘディングシュート。静岡学園らしい鮮やかな崩しで2−1と勝ち越し、そのままタイムアップ。準決勝に駒を進めました。

浜松開誠館 2−0 常葉橘

得点者:(浜)篠倉、菅原

試合が動いたのは前半19分、右コーナーキックの際に、ファーサイドに人を集めるデザインされたセットプレーの中、そのファーサイドからのヘディングの折り返しを、MF篠倉悠人選手(3年)が押し込み先制ゴール。後半7分には縦のスルーパスに抜け出したエースFW・菅原太一選手(3年)がゴール前の鋭い切り返しで相手DFをかわし、右足シュートを突き刺して2−0。さすが昨年の選手権県大会得点王と思わせる圧巻のプレーでした。その後も開誠館のスーパールーキー・MF川合亜門選手(1年)のポスト直撃のシュートなど、地力の差を見せつける形で浜松開誠館が勝ち切りました。

浜名 1−0 藤枝明誠

得点者:(浜)加藤(PK)

浜名はセットプレーで正確なキックを見せるMF・藤田祥真選手(3年)と、10番のFW・加藤千寛選手(3年)の個人技で攻め入るのに対し、藤枝明誠は、FW・遠野翔一選手(3年)FW林賢人選手(3年)の強力2トップやMF・越前吏功選手(3年)がゴールに迫りますが、ゴールは割れません。均衡が破れたのは後半26分、MF藤田祥真選手のスルーパスからゴール前に飛び出したエースFW加藤千寛選手(3年)が倒され、PKをゲット。これを加藤選手が自ら、ノールックPKを沈め、これが決勝ゴール。キャプテンでエースの加藤が圧巻のパフォーマンスで、2年連続の対戦をまたしても制し、準決勝に進出しました。

藤枝東 2−0 富士市立

得点者:(藤)植野、オウンゴール

プリンスリーグ東海で凌ぎを削る両チームの対戦となった試合は、前半、富士市立が小気味良いパスワークで藤枝東を上回り、ペースを握ります。藤枝東はポゼッションで劣勢となり、GKから快足MF・江口立樹選手(3年)を狙う単調なプレーに終始し、攻撃の形を作れませんでした。富士市立優勢かと思われた後半6分、藤枝東は一瞬の隙を見逃さず、左サイドの裏を取って鋭いクロスを上げると、ここまであまり良いところのなかったFW・植野悠斗選手(3年)が右足アウトサイドで絶妙に合わせ、先制。これで藤枝東が俄然ペースを握り、後半15分にはDF・河野勇翔選手(3年)が絶妙なワンツーで再び左サイドを崩し、絶妙なクロスをあげると、FW湯山大輔選手(2年)に届く寸前で富士市立DFが足を伸ばしますが、無情にもオウンゴール。これで勝負ありで、藤枝東高がベスト4に名乗りを上げました。

準決勝(11月5日)

試合会場:エコパ

第1試合(10時)

 浜名 ー 藤枝東

第2試合(13時)

 静岡学園 ー 浜松開誠館

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