Ｊリーグは２０２３年５月のリーグ３０周年を迎えるにあたり、公式サイトによるファン・サポーターの投票をもとに決定した「明治安田Ｊ３０ベストアウォーズ」を発表しました。
ＧＫ
川口能活（静岡県出身・横浜マリノス他）
ＤＦ
内田篤人（静岡県出身・鹿島ｱﾝﾄﾗｰｽﾞ）
井原正巳（滋賀県出身・横浜マリノス他）
中澤佑二（埼玉県出身・横浜マリノス他）
松田直樹（群馬県出身・横浜マリノス他）
田中マルクス闘莉王（ブラジル出身・浦和レッズ他）
ＭＦ
遠藤保仁（鹿児島県出身・ガンバ大阪他）
中村憲剛（東京都出身・川崎フロンターレ）
中村俊輔（神奈川県出身・横浜マリノス他）
小野伸二（静岡県出身・北海道コンサドーレ札幌他）
ＦＷ
三浦知良（静岡県出身・ヴェルディ川崎他）
ＭＶＰ
遠藤保仁（鹿児島県出身・ガンバ大阪他）
１１名中、静岡県出身選手が４人と、正にサッカー王国の面目躍如です。
各ポジションに１名ずつ、バランス良く選出されています。
まずＧＫには川口能活（静岡県富士市出身）。マリノス入団２年目にして日本代表の松永成立からスタメンを奪取すると、年間優勝を果たし、新人王を獲得しました。海外移籍後、日本に復帰したジュビロ磐田時代の２００６年にベストイレブン、２００８年にＪリーグフェアプレー個人賞、２０１９年にはＪリーグ功労選手賞を受賞しました。
ＤＦは内田篤人（静岡県函南町出身）。加入初年度の開幕戦に、クラブ史上初となる高卒ルーキーでの開幕スタメン出場を果たし、同年のオールスターサッカーにも最年少出場しました。２００８年、２００９年と２年連続でベストイレブンに選出され、２０２２年にはアントラーズ功労賞を受賞しました。
ＭＦは小野伸二（静岡県沼津市出身）。１９９８年の加入初年度からレギュラーをつかみ、９得点をあげて新人王とベストイレブンを獲得。その年と２００７年のオールスターサッカーで敢闘賞を受賞するなど、「魅せる」プレーで右に出る者はいないと言っていい、日本史上最高レベルのサッカーセンスとテクニックを持つ選手です。
ＦＷは三浦知良（静岡県静岡市出身）。言わずと知れた「キング」で、Ｊリーグ初年度にＭＶＰ、ベストイレブン、さらには日本プロスポーツ大賞とＡＦＣ年間最優秀選手に輝きました。以降、１９９５年のベストイレブン、１９９６年の得点王など、獲得した個人タイトルも数えきれない程ですが、何よりまたぎフェイントやカズダンスを始めとしたど派手なプレーと、ここ一番で必ず決める勝負強さを併せ持つ、史上類を見ない傑出したスター性が魅力。Ｊリーグ人気を盛り上げた功績も含め、個人的にはＪリーグＭＶＰの選手です。
この４人は実力もさることながら、プレー、そしてキャラクターに何より“華”があります。それが３０年の歴史の中で選ばれた決め手になったのではないかと思います。今後もＪリーグ人気を盛り上げるスター選手が出てきてほしいですね。
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