【公式記録】静岡県高校サッカー選手権(2013年度編)優勝:藤枝東高校

【公式記録】高校サッカー選手権静岡県予選

平成25(2013)年度 静岡県高校サッカー選手権決勝

藤枝東 1−0  清水桜が丘

得点者:(藤)片井

 この年の特別シードは、清水桜が丘、静岡学園、藤枝東、浜松開誠館の4校でした。優勝候補筆頭は、U-17日本代表のMF・須藤駿介、MF米田隼也らタレントを揃える静岡学園でしたが、FW・片井拓巳や櫻井敬基ら快速FWを擁する藤枝東、松原后を擁する浜松開誠館が僅差で追う勢力関係でした。

 特別シードの一角、清水桜が丘は、決勝トーナメント初戦の島田工業戦で攻撃力が爆発し、7−0で圧勝。続く準々決勝の聖隷クリストファー戦も2−1で制し、準決勝に進出しました。

 優勝候補本命と目された静岡学園は、決勝トーナメント初戦の日大三島に対し、3−0で順当に勝ち上がりましたが、準々決勝で難敵・浜名に2−4と屈し、浜名が準決勝に進出しました。

 清水桜が丘ー浜名の対戦となった準決勝は前半22分、右サイドからのクロスに浜名のFW・宮津祥太が高さを活かしたヘディングシュートで先制します。浜名は前半39分にも藤田祐平がPKを決め、2−0と突き放します。追い込まれた清水桜が丘でしたが、後半23分、コーナーキックからDF・清水旋太がヘディングシュートを決めて1点差に。勢いに乗る桜が丘は35分にもFW・信末悠太がゴールを決め、同点に追いつきます。さらに40分、右のクロスからFW・北川賢太朗が決勝のヘディングシュートを決め、清水桜が丘が大逆転で決勝に駒を進めました。

 反対のブロックでは特別シードの浜松開誠館が、決勝トーナメント初戦で袋井に0−1で敗れる波乱。その袋井とディフェンディングチャンピオンの常葉橘による準々決勝は、2−1で常葉橘が準決勝に進出しました。もう1つの特別シード、藤枝東は決勝トーナメント初戦の富士東に対し11−2と圧勝。続く飛龍戦も2−0と順当に勝ち、準決勝に進出しました。 

 常葉橘と藤枝東による準決勝は、後半3分、藤枝東のMF・藤原賢吏のフリーキックから、DF・原田守が合わせて均衡を破ります。対する常葉橘も反撃に転じますが、藤枝東の2年生GK・長沢祐弥を中心に守り切り、1−0で藤枝東が決勝に進出しました。

 4月に清水商業と庵原が統合されて新たなスタートを切った清水桜が丘は、1年目で見事決勝に進出。名門・藤枝東とのカードになりました。試合は一進一退で互いに決定機を作らせない展開が続きましたが、藤枝東は後半22分、FW・桜井敬基のダイレクトパスに絶妙なタイミングで抜け出したエースFW・片井巧が左サイドネットにシュートを沈め、待望の先制ゴール。中学時代からコンビを組む2人の絶妙な連携で奪った虎の子の1点を守り切った藤枝東が、5年ぶり24回目の優勝を果たしました。

 藤枝東は全国大会の初戦となった2回戦、京都府代表・京都橘に0−2で敗れ、屈辱の初戦敗退となりました。

 

平成25(2013)年度 静岡県高校サッカー選手権結果

優  勝:藤枝東

準 優 勝 :清水桜が丘

ベスト4:浜名、常葉橘

ベスト8:聖隷クリストファー、静岡学園、飛龍、袋井

全国高校サッカー選手権結果:1回戦敗退

大会優秀選手(ベストイレブン)

GK 長沢祐弥(藤枝東・2年)

DF 中篠皓生(清水桜が丘・3年)

  大村海太(藤枝東・3年)

MF 小谷春日(藤枝東・2年)

  大石竜平(清水桜が丘・2年)

  久保山純太(常葉橘・3年)

  藤田祐平(浜名・3年)

FW 信末悠太(清水桜が丘・2年)

  片井 巧(藤枝東・3年)

  櫻井敬基(藤枝東・3年)

  宮津祥太(浜名・3年)

その他の優秀選手・チーム

・優秀GK

 川村 慎(清水桜が丘・3年)

・優秀DF

 越水旋太(清水桜が丘・2年)

・フェアプレー賞

 清水桜が丘

表彰(MVP・得点王・アシスト王)

MVP

 片井 巧(藤枝東・3年)

得点王

 片井 巧(藤枝東・3年) 4点

 田口史也(藤枝東・3年)

アシスト王

 金山晃典(清水桜が丘・2年) 4本

 櫻井敬基(藤枝東・3年)

 

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