【公式記録(ベスト11他)】第91回(2012年度)静岡県高校サッカー選手権 優勝:常葉橘高校

平成24(2012)年度 全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝

常葉橘 0−0 (PK4−3) 静岡学園

得点者:

 この年の特別シードは藤枝東、藤枝明誠、静岡学園、浜松開誠館の4校でした。

 藤枝東はトーナメント初戦の浜名戦で、FW・田口史也の先制点などで3−1で勝利。続く準々決勝の磐田東戦では、前半13分、MF・藤原のフリーキックをFW・田口が頭で合わせて先制します。対する磐田東は前半24分、カウンターからMF・白熊のミドルシュートで同点に追いつきます。1−1のまま迎えた延長後半5分、藤枝東のMF・白井悠太朗のフリーキックのこぼれ球から、DF・大村がミドルシュートを決めて決勝弾。準決勝に進出しました。

 藤枝明誠は、初戦の静岡市立商業に5−0で圧勝。準々決勝の藤枝北戦は、後半33分のDF・川島弘のゴールで1−0と接戦で退け、準決勝に進出しました。

 静岡学園は、全国高校総体得点王のFW・木部未嵐、MF・渡辺隼ら全国トップレベルのタレントを揃え、優勝候補の本命と目されていました。決勝トーナメント初戦の東海大翔洋戦を2−0で下し、準々決勝は常葉橘との対戦になりました。予想通り静岡学園が圧倒的に押し込みますが、常葉橘が粘り強い守備でゴールを割らせません。そして後半10分、カウンターからFW・山本一輝が決勝ゴールを決め、1−0で常葉橘が準決勝に進出しました。

 浜松開誠館は、決勝トーナメント初戦で焼津中央を相手に4−0、準々決勝で静岡西を相手に4−1と、持ち前のインテンシティの高さと推進力を発揮して勝利し、準決勝に進出しました。

準決勝

藤枝明誠 2−1 藤枝東

得点者:(明)濱、高須

    (東)田口

 試合は前半19分、藤枝東が右クロスに合わせたFW・田口の3戦連続となるゴールで先制します。

 しかし藤枝明誠は直後の22分、フリーキックからDF・濱一真がヘディングシュートを決め同点に追い付くと、後半21分に左サイドを抜け出したMF・高須信光が決勝ゴールを決め、藤枝明誠が決勝に進出しました。

常葉橘 0−0(PK 5−4)浜松開誠館

 共に堅守を誇るチーム同士となった試合は、お互いに譲らず0−0のままPK戦に。

 4本ずつ決めて迎えた5本目、浜松開誠館のキックを常葉橘のGK・北郷健太郎がストップし、常葉橘が決勝に進出しました。

決 勝

常葉橘 0−0 (PK4−3) 藤枝明誠

得点者:

 藤枝明誠と常葉橘の対戦となった決勝カードは、藤枝明誠が10番のMF・小林舜典やDF・大坪律己が決定的なシュートを迎えるなど押し気味に進めます。

 一方の常葉橘は、スピードスター・左MFの鈴木蒼太朗らを中心にカウンターをうかがいますが、決定機には至りません。試合が進むにつれて常葉橘の粘り強い守備に藤枝明誠の攻撃も徐々に停滞し、0−0のまま延長戦に突入しました。

 延長戦はお互いに最後のギアを上げて、藤枝明誠は高須が、常葉橘は池田がシュートを放ちますがゴールは割れず。PK戦に突入しました。

 PK戦では準決勝に続いてGK・北郷が2人目のキッカーを止めるなど活躍、4−3で制し、常葉橘が無失点優勝を成し遂げました。

全国高校サッカー選手権大会

常葉橘 0−0(PK4−5) 長崎総科大附

 全国での常葉橘は、1回戦で、長崎県代表・長崎総科大附と対戦。0−0のままPK戦で敗戦し、県大会を通じて無失点のまま終戦となりました。

 

平成24(2012)年度 静岡県高校サッカー選手権結果

優 勝

 常葉橘

準優勝

 藤枝明誠

ベスト4

 藤枝東、浜松開誠館

ベスト8

 磐田東、藤枝北、静岡学園、静岡西

全国高校サッカー選手権結果

 1回戦敗退

大会優秀選手(ベストイレブン)

GK

北郷健太郎(常葉橘・3年)

DF

登崎雅貴(常葉橘・3年)

石川大輔(常葉橘・3年)

川島 弘(藤枝明誠・3年)

MF

渡辺吉都(藤枝東・3年)

黒柳 駿(浜松開誠館・3年)

土井柊太(浜松開誠館・2年)

小林舜典(藤枝明誠・3年)

嘉茂良悟(藤枝明誠・3年)

石井光輝(常葉橘・3年)

鈴木蒼太朗(常葉橘・2年)

その他の優秀選手・チーム

優秀GK

 町 直哉(藤枝明誠・3年)

優秀DF

 山崎勇一郎(清水東・3年)

表彰(MVP・得点王・アシスト王)

MVP

 北郷健太郎(常葉橘・3年)

得点王

 土井柊太(浜松開誠館・2年) 4点

アシスト王

 黒柳 駿(浜松開誠館・3年)

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