第１０３回全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝トーナメント１回戦　１日目結果

　１０月２６日、第１０３回全国高校サッカー選手権静岡県大会の決勝トーナメント１回戦が、裾野市運動公園陸上競技場とサーラグリーンフィールド浜北平口サッカー場で行われました。

　清水桜が丘ー富士市立の注目の一戦は、予想通り富士市立が細かい繋ぎでボールを保持し、清水桜が丘が守備からのロングボールによるカウンターを繰り出す展開となりました。しかしお互いに得点を許さず、延長戦へ突入。延長前半３分にコーナーキックから清水桜が丘のFW・田中莉安が決めて均衡を破ると、富士市立も前線の枚数を増やして攻勢を強めますが、延長後半８分、清水桜が丘は、FW萬井のパスから１０番・遠藤が決めて勝負あり。清水桜が丘が２−０で準々決勝に進出しました。

　藤枝東ー静清の藤枝対決は、藤枝東が前半１６分、コーナーキックからオウンゴールで先制すると、エース・湯山の３２分、３９分と立て続けにゴールを奪います。続いてFW・市川もゴールを決め、前半の内に大勢を決します。後半もゴールラッシュで湯山はハットトリック、市川、村上も２得点を挙げ、９−０の圧勝。湯山は貫禄のパフォーマンスで、３アシストを記録した左サイドバック・逢坂峻の活躍も光りました。

　東海大翔洋ー富士東は、東海大翔洋が前半１０分にMF・西田のミドルで先制。対する富士東は２１分にFW・成宮が東海大翔洋の連携ミスを逃さずGKのクリアをブロックする形で同点ゴールを挙げましたが、２８分に東海大翔洋のMF・藤倉がヘディングシュートを決めると、その後は翔洋が自慢の攻撃力で畳み掛け、５−１で快勝しました。

　浜名ー常葉橘は、常葉橘が後半１１分、２年生で１０番を背負うMF・長橋がPKを決めて先制しますが、１９分に途中出場した浜名のFW・津田がフィフティのボールを相手DF、GKとの競り合いにフィジカルの強さを見せて競り勝ち、同点ゴールを決めます。２７分にはまたしても津田がエリア内でボールを受け、相手ディフェンスを立て続けにシュートフェイントでかわしますが、左足シュートは空振り。しかしそこに詰めた１０番のMF・川嶋が冷静にディフェンスを外して決勝ゴール。浜名が２−１で準々決勝に進出しました。