【第103回全国高校サッカー選手権】静岡県代表・静岡学園の組合せと展望

2024選手権

第103回全国高校サッカー選手権 組合せ

11月18日、第103回全国高校サッカー選手権の組合せ抽選会が行われました。

静岡県代表・静岡学園の初戦の相手は、前回大会の2回戦で1−1でPK戦の末敗れた広島県代表・広島国際学院となり、絶好のリベンジの機会が回ってきました。

静岡学園の属するAブロックは、前回優勝の青森山田をはじめ、尚志、東福岡と、静岡学園を含めて高校最高峰のプレミア勢が4チームも入りました。その他にも大阪府予選の決勝で履正社を5−0と圧倒した阪南大高や、トリッキーなセットプレー・トルメンタで相手を撹乱する全国常連の高川学園、インテンシティの高いプレーが特徴の長崎総科大付らも同ブロックに入り、「死の組」とも言われています。

静岡学園としては初戦の広島国際学院、2回戦の専大北上または高知は比較的与しやすく、この2試合で流れを掴んで3回戦で当たる可能性が高い青森山田戦に勢いをつけたいところです。とはいえ直近のインハイ、選手権ではその青森山田と当たる前に敗れており、野田主将の言う通り、目の前の一戦集中であることは言うまでもありません。青森山田に勝利した場合に対戦するAブロックの反対の島も超激戦区なので全く予想はつきませんが、初戦でいきなりプレミア勢同士がぶつかる尚志ー東福岡の対戦結果が大きく鍵を握りそうです。

Bブロックはプレミア勢の前橋育英、米子北の2チームがいきなり当たるという、尚志ー東福岡と並ぶ1回戦随一の好カードがあり、この勝者が勝ち抜く可能性が高く、反対の島は前回大会ベスト4の堀越が有力校です。

CブロックはプレミアWESTでJユース勢を抑えて首位に立つ大津が本命であり、今大会の優勝候補筆頭になります。順当に行くと、全国再激戦区と言っても良い千葉県を勝ち抜いた流通経済大柏と3回戦で当たるプレミア勢対決が非常に注目の試合になりそうです。反対の島にも優勝経験のある岡山学芸館、全国上位常連の矢板中央、そして今大会No.1ストライカーで、20得点以上を宣言している高岡怜颯を擁する日章学園などが揃い、Aブロックに次ぐ激戦区と言えます。

Dブロックは15年ぶり35度目の出場と古豪復活となった帝京が、開幕戦で京都橘と対戦します。この勝者をはじめ、世代No.1プレーヤー・名和田我空を擁する神村学園を決勝で1−0で下した鹿児島城西、優勝経験のある山梨学院あたりが有力ですが、他のチームも含めどこが出てきてもおかしくありません。

第103回全国高校サッカー選手権トーナメント表(外部リンク:日本サッカー協会HP)

https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2024/schedule_result.pdf

第103回全国高校サッカー選手権 静岡学園 試合日程

今年の静岡学園は、プロ入り3名を擁した昨年に比べると個の力は劣ると言われていますが、プレミアWESTで開幕5連敗したときから新しい戦力も台頭し、徐々に調子を上げてきました。

優勝候補筆頭の大津、前回大会優勝の青森山田に続く優勝候補グループの一角に挙げられる存在と言えます。全国随一の魅力的な繋ぐサッカーで、ぜひ2019年以来の優勝を果たしてほしいです。

1回戦

 12月29日(日)14時10分 浦和駒場

 対 広島国際学院

2回戦

 12月31日(火)12時5分 浦和駒場

 対 専大北上ー高知の勝者

3回戦

 1月2日(木)14時10分 浦和駒場

 対 青森山田ー高川学園の勝者

準々決勝

 1月4日(土)14時10分 等々力

準 決 勝

 1月11日(土)12時5分 国立

決 勝

 1月13日(月・祝)14時5分 国立

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