J1優勝争いはさらに熱く!遠野選手の大活躍で川崎Fが首位・横浜FMを後半ATの劇的ゴールにより撃破!!

Jリーグ

7月15日(土)、J1第21節・横浜F・マリノスー川崎フロンターレが行われました。新旧チャンピオンチーム対決ではありますが、試合前の下馬評は、決定的な働きができる外国籍選手を前線に複数揃える横浜F・マリノスがかなり有利と目されていました。

試合は前半、横浜F・マリノスの右サイドバック・松原健選手がアクシデントで交代を余儀なくされます。ここからマリノスの攻撃が本来の迫力を徐々に発揮できなくなり、後半は川崎が主導権を握ります。

川崎はボールを保持しながらも決定的なシーンを作れない悪い展開中、71分、千載一遇のチャンスを手にします。中盤の混戦の中から、MF瀬川が前を向くと、前線へ絶妙なスルーパス。走り込んだFW遠野大弥選手(静岡県藤枝市出身・藤枝明誠高出)が完璧なワンタッチで前を向くと、相手GK一森をかわしたところでPKの笛が鳴りました。キッカーは百戦錬磨のFW家長選手。落ち着いた助走から右上を狙ったシュートはしかし、GK一森がドンピシャのタイミングでセーブ→バーに阻まれ、均衡は破れませんでした。

決定機を活かせない、典型的な川崎のドローパターンと思われた後半ロスタイム、またも遠野選手が試合を動かします。右サイド深い位置から斜め中にドリブルで侵入すると、ペナルティアーク付近にいたMF瀬川選手に楔のパスを入れます。瀬川選手は斜め前を向くと、セットプレーで残っていたDF大南選手が右サイドのゴール近くで背後を取る瞬間を見逃さず、完璧なスルーパス。ボールを受けた大南選手がゴール前へクロスを入れると、DF車屋選手が、相手ディフェンダー2人と交錯しながらも、倒れ込みながら執念でゴールに押し込み、劇的な決勝ゴールを挙げました。

川崎フロンターレとしては優勝への望みをつなぐため勝点3しか許されない状況の中、PK失敗という最悪な流れを断ち切って劇的なゴールを収め、勝利をあげたことは、優勝に向けた灯をつなぐ非常に大きなゲームとなったことは間違いありません。

大島僚太選手(静岡県静岡市(旧清水市)出身・静岡学園高出)がベンチにも入っていなかったことは非常に気になりますが・・・インテンシティ全盛の時代に、良質なつなぐサッカーを貫く川崎フロンターレの益々の躍進に期待したいです。

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