平成11(1999)年度 静岡県高校サッカー選手権決勝
静岡学園 2−1 藤枝東
得点者:(静)谷澤、宮津
(藤)小杉
前年度王者の清水商業は、当時「小野伸二以上の才能か?」とさえ言われた天才肌の佐野裕哉と、同じく2年の小林大悟という創造性抜群のMFを擁し、今大会も優勝候補筆頭候補でした。準々決勝は浜名を順当に下し、準決勝は清水商業ー静岡学園の対戦に。静岡学園は前線にハイタワーの菅原太郎、中盤に谷澤孝典、ディフェンスには1年生で中心となる永田充と各ラインにタレントを配置し、2−1で清水商業に競り勝ち、決勝進出。
反対のブロックでは、後の日本代表となるMF・鈴木啓太をはじめ、MF・鈴木良和、FW・鈴木孝明ら中学時代に日本一になったメンバーが中心となった東海大翔洋が、準々決勝の浜松西戦を8−2という圧巻のスコアで勝利し、準決勝進出。清水東との準々決勝をPK戦で制した藤枝東との対戦となりましたが、ここでも藤枝東がPK戦で勝負強く勝ち、決勝に駒を進めました。
決勝は静岡学園と藤枝東の対戦。キープ力に勝る静岡学園は前半39分、右サイドの突破から、中央への折り返しをMF・谷澤孝典が決め先制。対する藤枝東は後半、左サイドのスピードスター・平憲人がディフェンダー2人を華麗にかわし、ゴール前へ折り返し。MF・小杉哲也が押し込み同点に追いつきました。前々年同様、延長になるかと思われた試合終盤、右サイドからのクロスを宮津が豪快にヘディングで叩き込み、2−1で静岡学園が3年ぶりの優勝を果たしました。
平成11(1999)年度 静岡県高校サッカー選手権結果
優 勝:静岡学園
準 優 勝 :藤枝東
ベスト4:清水商業、東海大翔洋
ベスト8:清水東、浜松西、浜名、藤枝明誠
全国高校サッカー選手権結果:準々決勝敗退
大会優秀選手(ベストイレブン)
GK 植松宗史(静岡学園・3年)
DF 大庭崇彦(清水東・3年)
永田 充(静岡学園・1年)
MF 鈴木啓太(東海大翔洋・3年)
川嶋啓吾(清水商業・3年)
平 憲人(藤枝東・3年)
谷澤孝典(静岡学園・3年)
原崎 透(静岡学園・3年)
FW 鈴木孝明(東海大翔洋・3年)
菅原太郎(静岡学園・3年)
北川 豊(藤枝東・3年)
その他の優秀選手
・最優秀新人
永田 充(静岡学園・1年)
・優秀GK
西形尚城(藤枝東・2年)
・優秀DF
大石知弘(藤枝東・3年)
表彰(MVP・得点王・アシスト王)
MVP
菅原太郎(静岡学園・3年)
得点王
菅原太郎(静岡学園・3年) 9得点
アシスト王
佐野裕哉(清水商業・2年) 6本
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